歯科外来案内
障害者歯科(口腔健康科学センター)
心身に障害のある方の歯科診療を行っています。また、食べ方や飲み込み方の訓練(摂食・嚥下リハビリテーション)を行っています。
診療の流れ
初診
問診票に必要事項をご記入いただきます。治療に対するご心配な点をお伺いしながら治療を進めていけるよう、ご本人、ご家族の方とご相談させていただきます。
口腔内等を検診します。また、歯科受診時の様子をチェックします。
2回目以降
障害に合わせた治療を、ご本人、ご家族とご相談しながら進めていきます。歯科治療に対する不安が強い場合は、診療器具の絵や写真を用いて手順をお知らせしたり、実際に音や感触を知っていただくためのトレーニングを行ったりします。
場合によっては、ベルトやネットによる固定器具を用いることがあります。その際は、ご本人、ご家族の同意をいただき、安全に配慮したうえで使用いたします。
治療がひとまず終了したら、定期検診をご希望の方にはお勧めしています。障害のある方は、お口の清掃が難しく、むし歯や歯周病になりやすい傾向にあります。そのため、定期的にお口の中をチェックして、これらの病気を予防するようにしましょう。
症状に合わせて、岡山大学病院等をご紹介させていただく場合もあります。
摂食・嚥下リハビリテーション
「生まれた時からチューブだけどお口から食べたい」、「色々な食形態にチャレンジしてみたい」、「食事をあまり咬まないで食べているような気がする」、「食事中にむせてしまう」、「年とともに飲み込みが悪くなった」など、小児から高齢者、障害児・者まで様々な方の飲み込み、食べ方について摂食・嚥下リハビリテーションを行っています。
診療の流れ
歯科外来受付
予約時に、現在お困りの内容を簡単にお聞きし、当日お持ちいただくものをお伝えします。基本的には、現在ご自宅で食べているものと歯ブラシをお持ちいただくようお願いいたします。
摂食・嚥下リハビリテーションは、落ち着いて食事を行ってもらうため歯科診療室内にある個室にて行います。
部屋はカーペットが敷かれており、椅子・机の他に、子供用の椅子・机、バギー、クッション、冷蔵庫、電子レンジ、電気ポット等を用意しております。
リハビリテーション
現在の状況や現疾患などのお話をお聞きいたします。
ご自宅からお持ちいただいた食事をもとに、飲み込み、食べ方の機能を拝見し評価させていただきます。
また、必要に応じて当院で嚥下造影検査(VF)を行います。
ご本人、ご家族と相談しながら、症状に合わせて、機能訓練、食形態指導、食環境指導等を行います。また、食べる機能の低下している方への嚥下補助処置(飲み込みを助けるためのお口の中へ入れる装置)の作製も行っております。リハビリテーションの最後には、口腔清掃ご希望があればお子様にはフッ素塗布を行い終了となります。
1〜2ヶ月の頻度にて摂食・嚥下リハビリテーションを継続して行っていきます。
その他
症状に合わせて、嚥下造影検査(VF検査)を岡山大学病院スペシャルニーズ歯科センターへ依頼させて頂く場合もあります。
歯科医師のご紹介
センター所長 中江 利依 | 専門領域 | 口腔外科学 |
歯科医長 村田 麻美 | 専門領域 | 障害者歯科/摂食嚥下リハビリテーション |
常勤歯科医師 西崎 和佳奈 | 専門領域 | 障害者歯科 |
資格 | 日本障害者歯科学会認定医 |
非常勤歯科医師 村田 尚道 | 専門領域 | 障害者歯科/摂食嚥下リハビリテーション指導医 |
資格 | 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士/ 日本障害者歯科学会認定医指導医・認定医/ 日本老年歯科学会認定医・摂食機能療法専門歯科医 |
非常勤歯科医師 江草 正彦 | 専門領域 | 障害者歯科 |
資格 | 日本障害者歯科学会専門医指導医・専門医・認定医指導医・認定医/ スペシャルオリンピックス・クリニカルディレクター |
非常勤歯科医師 関 愛子 | 専門領域 | 障害者歯科 |
資格 | 日本障害者歯科学会専門医・認定医 |
非常勤歯科医師 脇本 仁奈 | 専門領域 | 障害者歯科/摂食嚥下リハビリテーション |
資格 | 日本障害者歯科学会専門医・指導医・認定医/ 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士/ 日本口腔診断学会認定医/ 日本総合歯科学会指導医・認定医 |
歯科外来のご予約・お問い合わせは
歯科外来受付
電話番号:086-275-4058